ジム歴20年以上の筋トレ女子が見た!こんなトレーナーは要注意。高いお金を払って受けるパーソナルトレーニング、成果が出るのも失敗するのも選び方次第。読めば納得、結果が出せる素敵なパーソナルトレーナーの見分け方。
with/afterコロナ禍で「健康産業」が活発化しました。大手のスポーツジムの閉店ラッシュとともに、”ブティック型”と呼ばれる小さなパーソナルジムが急速に増えてきています。
「痩せるならパーソナルトレーニングが良さそう」と思って探し始めた人向けに、どんな基準で指導者を選べばいいか、フィットネス・パーソナルジム歴20年以上筆者の実体験に基づいて書いています。参考にしてみてください。
パーソナルトレーナーも人です。教え方が上手、話を聞いてくれるなどの好みや相性があるのは1対1のレッスンなので当然です。大きな食い違いを避けるためにあなたが先に決めておくと良い4つの事があります。
もし、あなたの目的が日常的な健康維持なら、短期集中ダイエットが得意なトレーナーだとニーズのミスマッチが起こります。
パーソナルジムに行けば痩せさせてもらえると思ったのにキツイ運動ばかりで嫌になった。と思っている方がいたらそれは大間違い!パーソナルトレーニングジムは痩身エステとは違います!
一人では続かないキツイ運動でも二人三脚で目標まで引っ張り上げて寄り添いながら成果を出させてくれる所がパーソナルジムであり、トレーナーなのです!頑張るのは、結局自分です。
対人サービスなので直感やフィーリングも大事ですが、ここで言う”相性”とはそのトレーナーができる指導内容と自分の達成目標との相性をチェックしてください。
そのトレーナーはあなたの目標が叶えられる専門家ですか?
①ダイエット
健康診断で引っかかった、産後太りの減量、運動不足、食生活改善、体質改善など。
②ボディメイク(コンテスト)
キレイでカッコいい体を作るための専門指導など。糖質制限や脂質制限など筋トレ経験者へのアドバイスやプロデュース。
③コンディショニング系
姿勢改善やリハビリなど運動指導やメンテナンス指導など。
④パフォーマンス向上(競技)
スポーツ選手のパフォーマンス向上の指導など。競技指導も。
いつまでに達成したいのか?それにかけられる費用は?
目的や期間が曖昧なまま始めると終わりを意識しないのでダラダラと通い続ける事になります。期限や費用の上限を決めるなど一定の『区切り』をつけるのがおすすめです。
どんな指導しゃでも得意不得意があります。その人のプロフィールを見ながらどんな人で専門は何かを質問してみましょう。
あれもこれも指導できるという人よりも、自分は◯◯が一番得意です!と言い切る人を選ぶときっと幸せな未来が待っているでしょう。それだけ専門知識が深く実績が多く自信があるということです。
目的がはっきりしている場合、あなたならどっちを選びたいと思いますか?
Aの方が専門性が高く、言うまでもなく上手そうで、美味しそうですね?
入会を決める前には体験レッスンに必ず行ってください。こんな事を聞いてくれる人は良いセッションをしてくれると期待できそうです。
お客様の体の特性や生活スタイル、普段の姿勢の癖などを細かなことを上手に聞き出すことで、その人の目標を叶えるメニューが作れるものです。
逆に、このようなトレーナーは要注意。
体験レッスンできちんとわかりやすく説明してくれるかどうかも重要ポイントです。
”わかりやすく”という中には言葉の使い方や動作での示し方も含みます。
・言葉だけでなく動作と効果を示す。
・専門用語を使いすぎない。
・その運動をする意味の口頭説明があるか。
新しい理論やトレーニングの方法が生まれて、パーソナルトレーナー自身も勉強をしています。
学んだ知識を自分で消化吸収をしてわかりやすい言葉に変えて伝えてくれる人が、コミュケーション能力が高く技術力も優れている指導者。
特に最近はビジネス用語もカタカナを乱用させている人もいますが、小難しい言葉遣いをする人もとても多いです。
サービス以前に、コミュニケーションの妨げになる可能性があります。相手の理解度を図り知ろうとしない気が利かない人かもしれません。
本当に相手に寄り添う気持ちのある人は小学生でも解る言葉で伝えようとしてくれまます。
20年以上、フィットネスクラブでレッスンを受け続けていると、特にヨガのクラスは先生のインストラクションの違いがよく分かってきます。
(と、言っても初心者の方は違いはわからないよ。と言う方がほとんどなのですが・・。)
ヨガの場合、下向きや仰向けなどいつも先生の姿を確認できないポーズも多くあります。
上手な指導者の場合、受講者は体勢がどうあれ、先生が口頭説明するその耳から入る情報だけでポーズを想像し、理解して体勢を変化させる事ができます。
受講者は当たり前のようにするのですが、実は指導者の素晴らしいテクニックなのです。
都度ポーズを目で確認する必要があり、「ポーズの真似」をするだけの場合、目的と違う部位に負担が掛かったりリラックス効果が得られるはずが力みが優先されてしまったりするのです。
また、お手本の先生のポーズが綺麗すぎて足の爪先までピーンと伸ばすポーズを紹介されると初心者は形を真似しようとして指がつってしまう事もあります。
コーチやトレーナーの”キューイング”(言葉や合図で参加者に指示を出すこと)ではバーバル(口頭)キューイングとビジュアル(見て真似する)キューイングがあるのですが、「真似」に加えて「効果」を伝えられる指導ができる事が求められます。
人それぞれに合わせたポーズを促して効果を感じられるように勉強をしているコーチ・トレーナーと出会って欲しいです。
20代の頃はどれだけハードな筋トレをしても大丈夫だったものの、40歳を過ぎたあたりから体力の衰えや関節痛も出たり日常生活の体の動作バランスで負荷を与えるばかりでは痛みが増すという現象が出てきます。
「こんな方におすすめです」と書かれた「肩こり・腰痛持ちの人」というフレーズを見て飛びついて習いに行くのは危険かもしれません。
首凝りなのか頚椎などの損傷で痛みが続いているのかわからない場合、重量トレーニングで鍛えるとかえって治りが遅くなってしまう場合があります。
痛い箇所を抱えながら筋トレをすると患部をかばい別の箇所が痛くなる場合もあります。そのまま放置し筋トレを続けると逆に機能的ではない体になってしまうかもしれません。
実際、私は筋トレを続けながらマッサージや整骨院に通いましたが(寝違いも頻発でブロック注射も何度も打ちました)痛みは消えず「レントゲン」を撮って始めてわかった事がありました。
その後は理学療法士さんと柔道整復師の先生に「筋肉を緩める」「優しくさする」「ストレッチと軽い運動」という改善策を指導してもらい、ハードで急激に負荷を与えるウエイトトレーニングとは真逆の”トレーニング”に変更しました。
長年クビに違和感を抱えながら筋トレを続けていたのが、専門家の指導で勇気を持って高重量筋トレを辞めると左右対称、前後バランスの良い動きができる体に戻りました。
「痛み」がある人はジムのトレーナーがどんなアドバイスをするのか、どんな知識と資格を持ってその指導をするのか、根拠を示してもらい納得してからレッスンを受けた方が結局長く健康体を維持できるし安全です。
最近は、柔道整復師など整骨院を経営する国家資格を持った運動指導者やパーソナルトレーナーがたくさんいらっしゃいます。
フィットネス歴20年以上の私の経験から、体の凝りや痛みといった不調も、痩せる体の仕組みも専門の勉強をしてきた「体のプロ」に指導を受けるのが安心ですね。
スムーズに『費用』を説明出来ない人は、あまり経験が無いトレーナーかもしれません。
と言うのは、知人やお友達価格でこれまでサービスをしていて、(言葉は悪いですが)SNSなどでなんとなくひっかかってそこから初めて考え出したというパターンが多いタイプかも知れません。
基本料金、キャンセルにかかる料金と仕組み、交通費、レンタルジム費用など文字ベースで残して確認してください。
「技術はもちろんその人との波長・フィーリング」が大事と多くのトレーナーは言います。
ダイエットやボディメイクはプライベートなサポートなので、ちょっとした指摘のされ方や会話の癖、価値観などトレーニング指導とは直接関係ない部分での共感度が高いと積極的に受けられるでしょう。
ジムのホームページを見た時に、「サービスの良さ」か、「パーソナルトレーナーの質」のどちらをウリにしているのかも見極めのチャンス。
ジムの施設やトレーナーのビジュアル、またはテーマコンセプトが強調されて面白そう!と飛びつきそうになりますが専門資格保有者少なく、他のジムと同額もしくは高額で設定されている場合もあります。
そんな時は、プロフィール内容のボリュームが多く、自己紹介の動画があり、お客様へのメッセージが溢れるほど記載されている人を選ぶ事をおすすめします。
自身の実体験やキャリア年数、成功事例が多いと、自然と顧客の事を考えて情報発信ができるプロと判断できます。
悩みの解決までの道筋やアプローチ方法をしっかり示してくれる人は良いセッションが期待でき、長くお付き合いができるでしょう。
実際、私が集客サポートしたトレーナーの経験談ですが、体験入会率が低く悩んでいた所「とにかくお客様の話を聞くことに徹したスタイル」に変えた途端、入会率が上がりました。
まずは「相手の話を聞く」事を一番大事に考えているトレーナーがおすすめです。
ダイエットはこれまでの自分の生活習慣や食生活を変えなければ結果はでません。心理的ストレスも感じるし気持ちが萎えてしまうこともよくあることです。
そんな時こそ背中を押してくれるのがパーソナルトレーナー。いつも甘いばかりの人ではダラダラを通い続けることになって自分の欲しい結果はどんどん遠くなるばかり。
「私はアメとムチの使い分けを上手にコーチングします」と厳し目の内容がプロフィールに書かれている人の方が自信があり、実績も出しているはずです。
パーソナルトレーナーには民間の資格はありますが、資格を持っていなくても指導ができます。
今日、今から”パーソナルトレーナーです。”と名乗る事も可能です。
民間の資格を取得して(任意)ジム経営をしている人もたくさんいますが、学生時代アルバイトでスポーツジムで働き、特に資格取得をせずパーソナルトレーナーとして働いている人が多い業界です。
独学でもお客様のために十分な指導力を持っている場合は安心ですが、それでも私達は、どうせお金を払うなら、確かな知識と豊富な実績の人にお金を払って担当してもらいたいと思うのが自然ではないでしょうか?
任意で取得する資格も多いので気になる場合はどんな資格を持っているのかどんどん質問すると良いでしょう。
一般的にパーソナルトレーナーとして仕事をしている人が取得している民間資格には、
などがあり、取得している人はプロフィールに記載されている事が多い資格です。
また、各パーソナルジムが独自の研修制度を設置して規定の時間研修を受けた人に修了証を渡して”資格取得”とさせている場合もよくあります。
これらの合格基準はあくまでそのジムのオーナーの判断のみです。
今後、健康志向がますます高まりパーソナルジムもどんどん増えています。
国家資格である理学療法士や柔道整復師の資格を持ちながら運動指導をしている人もいますので、決して安くないマンツーマントレーニング、資格保有者からの指導はジム選び一つの判断材料になるのではないでしょうか。
この他にも特殊な運動ツールで指導するための専門資格を任意で取得している人もたくさんいます。
資格が無くても指導可能のものもあるようですが、勉強し続けるトレーナーの指導は自分の経験だけではなく確実に学んだ知識を増やしくので、指導の引き出しが増えてきマンネリ化しません。
プロフィールにボディコンテストの出場歴や入賞歴を列挙しているパーソナルトレーナーが多くいます。
確かに日々の努力の成果を挙げて見込み客に訴求するコンテンツとしては有効ですが、私達、多くのトレーニング初心者が目指す所はコンテストで入賞することではありません。
その指導者の高みを目指して日々努力する姿勢やモチベーション維持の方法などお手本になる所は多いと思います。
しかし、運動初心者がトレーナーを選ぶ時はコンテスト入賞歴も大事ですが、その人が指導した顧客満足度を知る事が大事です。
なんども言いますが、パーソナルトレーナーは無資格でできる指導業です。
運動初心者の多くは運動嫌いや苦手、体型コンプレックスがある、ダイエットや食事管理が自分でできない人が多いです。
ボデイコンテスト入賞歴の列挙しかプロフィールに無いトレーナーの場合、初心者の心と体を健康体に導く技術と知識があるかどうかが見えてきません。高い費用を払う私達は見極める必要があります。
顧客に向き合う熱心さをホームページやSNSなどで本気で語り続けている(これを継続している事が大事!)人を選ぶようにしてください。
運動初心者の悩みや問題点に対してどんな解決策を持っているか、普段からどう指導しているのか、指導した顧客が満足したか、もしくはしなかったのかを正直に出し惜しみせず教えてくれる人が最も信頼できるパーソナルトレーナーです。